地域づくりの想い

「地域づくりって,具体的にどのようなことをすればよいのだろう」
4年前の8月,深伊沢地域づくりはこの言葉から始まりました。
名前は知っていましたが,実際に計画し実行するためのノウハウは,ほとんど持っていませんでした。
でも,地域の皆さんから素晴らしいヒントやアイディアをいただきました。それはアンケートでした。
80%以上の住民の方が「この地に住んで良かった」「自然環境が良い」「人情や絆がある」など,深伊沢に深い思いと愛情を寄せていることでした。
同時に地区に広がっている肥沃な黒ぼく,その大地に作られる米,茶,さつき,新鮮野菜に自信と誇りを持っていること,例年行われている地区体育祭や文化祭に多くの住民が参加していることなど,この地を愛し土地や行事に関心を持ち,互いに高め合っていこうとする意識を持っていることでした。
しかし,「高齢者にとっては交通事情が悪く住みにくい」「住民が生活していくにはとても不便」「後継者不足からくる耕作放棄地の拡大」など,深刻な問題や不安を抱えているのも事実でした。
できるなら,この気持ちを地域づくりに反映させたい。地域の特性を生かし,地域の皆さんが一体感を持ちつつ継続的に活動し,将来を担う子どもたちも喜び進んで取り組むことができるもの・・・
この思いから遊休地を利用し「深溝水土里を守る会」と協働で始めたのがコメ作りでした。
初めての田植えには,子どもたちの声がはじけました。見守る親や祖父母たちの目には,微笑ましいものがありました。
この笑顔が,この喜びが,この集まりが地域づくりを進めていこうとするエネルギーに変わり,安心安全ミニマップ,健康づくりニンニク栽培,みかん畑,プランター花作り,コスモス巡りウオーキングへと活動の輪が広がっていきました。
今,一つ一つの小さな思いが少しずつ花開いていくように思います。
深伊沢の地域づくりはこれからです。素晴らしい深伊沢,いつまでも住み続けたい深伊沢。そのことを目指すために互いに助け合い,励ましあい,支えあいながら温かみのある地域づくりを目指して行きたいと思います。
深伊沢地域づくり協議会
会長 名村 一宏
